慢性関節リウマチ・病気症状・食生活

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 top pageへ>慢性関節リウマチ 慢性関節リウマチ(病気症状/食生活)原因未解明な全身性炎症性疾患

     慢性関節リウマチという病気

     慢性関節リウマチという病気は全身の関節に炎症が起きて痛み、進行すると手足が変形する慢性の疾病です。

     罹患すれば、病気との関係をずっと続けなければなりませんので、医師の指示による、薬物療法や日常生活

     管理をまもり、関節の変形、機能障害の進行防止、軽減してゆく事が大切です。



     関節リウマチという病気の診断基準(アメリカリウマチ協会)

     @少なくとも1H以上、朝のこわばりが6週間以上続く。A3関節以上の腫れが6週間以上続くB手関節

     中手指節関節、近位指節関節の腫れが6週間以上続く。C左右の同じ関節に腫れがある。D手の定型的な

     レントゲン像が見られる。E皮下に結節(リウマトイド結節)がある。Fリウマトイド因子が陽性である。

     意上位の7項目中4項目に該当があれば関節リウマチと診断されますので
@〜C、Eはご覧のあなたにも

     判定できますので、
早期発見の自己診断には役にたちます。



     
* セロネガティブRA/リウマトイド因子が陰性でもリウマチと断定できないケースがあります。また逆に膠原病

      や慢性の肝疾患や感染症などでもリウマトイド因子は20〜30%の頻度で陽性になります。ですからこの検査

      だけでリウマトイド因子が陽性だから必ずリウマチである、陰性だから必ずリウマチではないと診断はできない

      可能性もあるわけです。「RA患者においてRF(リウマトイド因子)という自己抗体が産生されているなら、その

      反応相手となるIgGには何らかの構造異常が起こっている可能性がある」との考えから、糖鎖構造解析の研究

      により、RA患者血清中のIgGは健康人のIgGと比較し、ガラクトースを欠いた糖鎖が顕著に増加しており、この

      糖鎖異常がRAの発症やRFの産生に何らかの関与を示している可能性が報告されています。

      このことから、ガラクトース欠損IgGを抗原とし、そこに結合する自己抗体(抗ガラクトース欠損IgG抗体)を測

      定することによりRAの診断、病態との関連性の解明に役立つ可能性があるとし、それにともなうノウハウが開

      発されている。  RA;慢性関節リウマチ   RF;リウマトイド因子(Rheumatoid factora)


      追補

      ガラクトース欠損IgGを抗原とした酵素免疫測定法により全てのグロブリンクラスのリウマトイド因子検出が可

      能になったとし、抗ガラクトース欠損IgG抗体は、従来法に比し高い陽性率、RA活動性との相関が確認され、

      陰性のセロネガティブRA患者の診断、及びRA患者の疾患の活動性評価の指標にもなる。と報告されている。




     
慢性関節リウマチという病気は原因不明の難病

     慢性関節リウマチという病気は原因不明の全身性炎症性疾患で慢性的な関節の炎症をもとに、心膜炎、肺炎

     などの全身症状や乾燥性角結膜炎などの症状が、とくに20歳代〜40歳代の女性に多く(男性の3〜4倍)

     発症します。軽症のまま自然によくなる人もあり、また、関節の変形・破壊が起こり高度の身体障害になって

     しまう人もいます。(近年は性別に関係なく60歳以上の発症例が増加しているようです。)



     
慢性関節リウマチという病気は自己免疫系疾患

     免疫とは白血球などが外的に対して働く防御機構の事で、自己免疫疾患とは、自己の組織を外敵と誤って

     認識してしまいこれを排除するために攻撃してしまうために病気を引き起こしてしまう事です。


     慢性関節リウマチは関節を包む滑膜の炎症ではじまり、症状の悪化と軽減とを繰り返し、軟骨や骨が破壊

     される非化膿性の多発性の関節炎が関節リウマチです。慢性関節リウマチの本質は不明な点が多いのです

     が、主要なものは、遺伝的な素因に何らかの外因が働いて、自己免疫異常が起こり持続する。免疫異常の

     引き金は、ウィルスなどの感染であるという考え方があります。



     
慢性関節リウマチという病気の診断など

     一時間以上に及ぶ朝の関節のこわばり、3ヶ所以上の関節腫脹、リウマトイド結節、血液検査でのリウマト

     イド因子、特徴的なX線所見などが診断されます。身体を冷やさないようにし、冬は暖房をつけ、炊事など

     は、お湯を使うのが良いようです。


     
慢性関節リウマチという病気の食生活

     慢性関節リウマチの患者さんは、股関節、膝関節、足関節に障害がある場合などは特に、肥満に注意が

     必要になります。又、非ステロイド抗炎症薬や、ステロイドを処方される場合は、胃に負担のかかる食事、

     刺激物(アルコール、コーヒー、タバコ)などは避けたほうが良いでしょう。リウマチの活動期は食欲が

     おちますが、食材を豊富に使い、バランスの良い食事をとります。カルシウムの摂取も考慮に入れましょう。



     
慢性関節リウマチという病気の療法

     免疫力を高める事でリウマチなどの炎症を改善させる薬物もあります。症状が強い時はD-ペニシラミン製

     剤、金製剤、副腎皮質ホルモン剤などを用います。  




◎こちらに掲載させて頂いておりました以下のリウマチ関連追加情報は整理ポストに移動させて頂いております。
*リウマチ新薬の効果と経済的負担 *回帰性リウマチ *アバタセプト *FDAが警告する癌発症リスク上昇ケース *関節破壊と治療薬 *欧州リウマチ学会研究報告 *喫煙 *早期リウマチ *専門医に早期受診


     * LOX1;京都大学のチームが手足の関節に炎症が起き、 関節を破壊するのに関与する受容体LOX1の

     存在を突き止めました。 それによりますと、「チームは関節リウマチを発症させたマウスを調べ、LOX1が

     血液中の酸化した蛋白質と結合する事で、軟骨を壊す酵素が作られるのを確認。 この結合をブロックす

     ると関節の炎症が抑えられた」とするものです。




     
* 生物学的製剤などの治療薬;従来、関節破壊が緩徐に進むと考えられていたリウマチは、 近年では早

     期に治療を行えば症状はコントロール可能であり、関節破壊を防ぐ事が出来る事も明らかになってきてお

     ります。 それに伴い治療法も大きく変わってきており、抗リウマチ薬の免疫調整薬や免疫抑制剤あるいは

     生物学的製剤が用いられてきております。 インフリキシマブ、アダリムマブ、トシリズマブ、アバタセプトな

     ど中には自己注射が可能なものもあります。 しかし、これらの生物学的製剤を使用することでウィルスや

     細菌に対する抵抗力が低下する為に、 肺炎や結核などの感染症に注意する必要があります。 また発疹、

     頭痛、吐き気などの副作用や、薬価が高いなどの問題点もあります。





     
慢性関節リウマチ関連検査値・基準値

     赤血球沈降速度リウマトイド因子C反応性蛋白赤血球数



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- 慢性関節という病気のリウマチの症状 -   


 正しい指導の下での治療は、効果が期待できる慢性関節

 リウマチという病気の治療法は薬物療法、手術療法、リハ

 ビリなどが有りますが、その病気の症状は


 関節の痛み(左右対称に起き易い、初期はこわばりを感

 じるのが始まりの症状)、腫脹(左右対称で二箇所以上

 の関節に腫れがおこります。筋の萎縮や関節の変形も見

 られます。)運動制限と朝のこわばりが見られます。


 痛みは安静時もあり、特に朝方に強く天候の影響を受

 け易い。病変が進むと手に種々の変形が生じる。肘頭、

 膝、足関節に硬いしこり(リウマトイド結節)が見られ

 ることもあります。


 多くの例では、病気症状が進行するとパンヌス(炎症性

 の肉芽組織)によって骨や関節軟骨が侵食され、関節は

 著しく変形する。その状態は痛々しく日常動作にも大き

 く障害を来たします。更に進行すれば、身の回りの事が

 出来なくなり、寝たきりや車椅子の生活を余儀なくされ

 ます。


          
- 病態の分類 -


 多くは急性で治療後症状が消え、再発も無く治る
長期寛解

 型
で、(全体の約10%)


 継続的治療をせずに症状が自然に軽快、あるいは完全に

 治まることを繰り返す軽症の
間欠的経過型(全体の約15

 〜20%)


 多くの患者さんの該当するのが
進行型と呼ばれるもので、

 急性の経過をたどるタイプと緩やかな経過をたどるタイプ

 が多いのですが、最終的には軟骨や骨が破壊され、機能障

 害をともなう、破壊による変形が強くでます。



 

     -慢性関節リウマチと異なるヘバーデン結節-

 ヘバーデン(ヘーベルデン)結節は、関節リウマチと類

 似した疾病です。ですが、リウマチとは異なる部位に腫

 れが出現する傾向があります。左図をご覧下さい。指の

 一番先の関節が瘤状に腫れるものがヘバーデン(ヘーベ

 ルデン)結節ですが、関節リウマチの場合はDの遠位指

 節間関節は侵され難く、@〜Cの関節が侵されてきます

 。ヘバーデン結節は屈曲変形、横への偏位を伴う事が多

 く腫れたり痛みも有りますが、症状は重くないとされま

 す。下記もご覧下さい


          - 早期受診の重要性 -


 不安を感じたらすぐ受診することが大切です。早期受診

 は万一慢性関節リウマチという病気であったとしても以

 後の経過に影響を与えます。初期の内から医師の指導に

 従って病気の症状に的確に対応しましょう。食事、肥満

 過労、ストレスには注意しましょう。


            - 類似する疾病 -


 
腱鞘炎;手指の筋と骨をつなぐ腱や腱を包む腱鞘に炎症

 が起きて、関節の周辺に痛みや腫れが起こります。

 非特異性(化膿、外傷、などのように病態に特異的所見

 の無いもの)と外傷性、化膿性、結核性のものとがあり

 ます。殆どは非特異性で、腱鞘の滑膜に過剰な摩擦が反

 復して加わり炎症が起こる。



 滑液包炎関節を包んでいる薄い袋状の膜(滑液包)に

 炎症が起こると、慢性関節リウマチという病気と類似の

 症状がおこります。



 ヘーベルデン結節の関節炎閉経期の女性によく起こる

 変形性骨関節炎で指先の関節が腫れて炎症を起こし変形

 してきます。最初に研究報告したヘーベルデン(ヘバーデ

 ン)氏から命名されています。指の第一関節に発赤、腫脹

 、疼痛が確認されます。一般的には痛みは軽く、レントゲ

 ンでは関節の骨が肥大し、関節腔が狭くなり、骨の棘がみ

 られます。患者さんは関節リウマチを心配して受診される

 事が多いです。



リウマチ 追加情報整理ポスト
* リウマチ新薬の効果と経済的負担 日本リウマチ友の会は2009年7月に、 実態調査を実施し、会員8307人から回答を得ました。それによりますと、女性の割合は92%、その内30〜50歳代に診断された患者さんは約7割と、中年女性に多い慢性疾患である事を示しました。

リウマチ新薬は2003年から生物学的製剤が徐々に使用される様になっております。処方される薬のうち、 最も増加しているのが新しい生物学的製剤(2005年に5%で新薬1種類あった→29%新薬5種類)であり、 その症状の変化は、寛解は2005年2%→4%・良くなった2005年20%→27%・ 悪くなった2005年41%→29%・変わらない2005年35%→38%という結果が報告されております。

一方で、医療費の自己負担額は新薬を使用すると増加する為、新薬を使用出来ない患者さんも4%おりました。リウマチは長期の治療が必要になる為、負担額の増加は厳しいものになります。友の会会長は「治らない病気というリウマチのイメージが変化し、 寛解から治癒までも、 患者は期待し始めている」とする一方で、 「長期高額疾病患者と認定し、特定療養費助成の対象にして、負担を減らして欲しい」と要望しております。
* 回帰性リウマチ 回帰性リウマチは間欠的に関節炎を起こし、 発赤・腫脹・疼痛を伴いながら発作的に出現します。発作は数時間でピークに達し、数日から1週間ほどで消失します。発作頻度は一般的に、数回〜十数回/年程であり、 間隔も一定しておりません。 発作時採血でCRP上昇・赤沈亢進を認めますが、非発作時は無症状で、種々の検査でも異常が出ません。

回帰性リウマチの15%前後は自然寛解し、50%前後は発作反復、30%前後は関節リウマチに移行すると考えられております。 痛風・偽痛風・関節リウマチ(特に)との鑑別診断は重要になります。発作期間が長くなっている、頻度が増加している様であれば、関節リウマチへの移行が疑われます。
* アバタセプト 2010、07に認可されたアバタセプトは「従来の治療薬と異なる作用により関節に攻撃を加える免疫細胞を抑える働きがあり、 今まで、治療効果の上がらなかった事例や、薬が効かなくなってしまった様なケースにも効果を期待されている。」

生物学的製剤(抗リウマチ薬)は2003年にインフリキシマブ・2005年にエタネルセプト・2008年にアダリムマブ、トシリズマブが認可されてきました。リウマチの原因は判明していませんが、リンパ球が異常に活性化して、 自分の身体を攻撃する自己免疫疾患である事は、分かってきています。 (リンパ球が抗体と共に、主に関節の滑膜を攻撃する為、炎症を起こし、腫れや痛み、組織の破壊を来 します。)

現状の治療方法は、 抗炎症薬とリンパ球の活性化を抑える 抗リウマチ薬を使用するのが一般的です。「生物学的製剤(抗リウマチ薬)は、免疫学的手法を利用し、リンパ球が活性化されて起こる免疫異常を改善します。 在来の生物学的製剤(抗リウマチ薬)と比し アバタセプトは関節攻撃を指令するリンパ球の活性化そのものを抑制する働きを示すいわば最上流製剤です。」 その様な理由から、このアバタセプトは抗リウマチ薬の分野で、上流を押さえ込む・少ない副作用・高い治療継続性などの効果を期待されています。
* FDAが警告する癌発症リスク上昇ケース FDA(米食品医薬品局)から警告表示がされております。「腫瘍壊死(TNF)阻害薬の中で、青少年が使用した場合に癌の発症リスクが上昇する」 というものです。 対象製品はレミケード (一般名/インフリキシマブ)、エンブレル(エタネルセプト)、ヒュミラ(アダリムマブ)など5種類を指摘しております。 日本では、承認済みのものや、臨床試験進行中のものもあります。 TNF阻害薬は関節リウマチの他にも、クローン病、潰瘍性大腸炎などに処方される事があります。米国では関節リウマチの改善効果が高いために、人気の高い薬剤になっております。
* 関節破壊と治療薬 近年、関節破壊は発症後、1〜2年で急激に進行する事が分かり、 関節リウマチの診断後、抗リウマチ薬を中心とした治療を3ヶ月以内に開始する事が推奨されている。 サイトカイン阻害薬(生物学的製剤)が開発され、トトレキサートで効果が不十分の場合に選択されています。 今後は さらに新しい製剤も承認される可能性が高いとされております。60%のRA患者さんでは、関節破壊が全く進行しない寛解となっている報告があります。但し、全ての患者さんに効果が認められるというわけではありませんし、ウィルスや細菌に対する抵抗力が落ちるために、肺炎や結核などの感染症に注意が必要であり、副作用(発疹、頭痛、吐き気など)の問題もあります。
* 欧州リウマチ学会研究報告 デンマークで開かれた欧州リウマチ学会で、研究結果が報告されております。関節リウマチは発症後、最初の1年の治療がその後を大きく左右するとされます。

近年の傾向では、炎症を抑えるための抗リウマチ薬が効かない場合、早めに生物製剤に切り替える傾向が強くなっております。 生物製剤にはインターロイキン6(IL−6)や、 腫瘍壊死因子α(TNF−α)などの情報伝達分子が細胞の表面にある受容体に結合するのを阻害するものなどがあります。

日本で開発されたトシリズマブ(アクテムラ)は、IL−6を標的とする唯一の薬剤である事もあり、多くの専門家からの関心を集めております。 また、抗リウマチ薬のメトトレキサート(MTX)が効かなかったケースに、メトトレキサートとトシリズマブ(アクテムラ)を併用した事例の報告がありました。 ここでは関節破壊の進行を抑えたり、身体機能を改善する効果がメトトレキサート単独よりも高いという、症状改善事例が報告されております。(他の生物学的製剤は、単独ではメトトレキサートよりも効果が低いとされている)

一方、TNF−αを標的とするインフリキシマブ(レミケード)では、症状が改善して安定すれば、投薬を中止できる可能性があるという研究報告もなされております。これはMTXと併用し、症状が改善した102人の症例でレミケードを中止したもので、 その55%の患者さんは、1年間良好な状態を維持できているというものです。

関節リウマチは、滑膜が炎症を起こし、骨を破壊する細胞が活性化し、関節の破壊に至る原因不明の自己免疫系の疾患ですが、関節破壊を防ぐ効果のある製剤などの研究は今後も、積み重ねられて行く方向にあります。

(メトトレキサートは妊娠中に使用できません。妊娠中に使用できる薬は限られます)
* 喫煙 リウマチを患っている殆どの患者さんは喫煙者であり、タバコを止める事で症状が緩和するケースもあります。それ故、タバコがリウマチの誘引の一つと考えられております。禁煙する事をお勧めします。
* 早期リウマチ 早期リウマチは、抗リウマチ薬を使用することで1年程で、関節の痛みや腫れが無くなり、薬の使用も不要となるケースもあります。 しかし、大多数のケースでは関節が壊れない様に薬でコントロールする継続治療が必要です。リウマチを取り巻く環境は、2009年に提起されたリウマチの診断基準で、早期診断に活用されています。また、治療薬も開発されており、薬で全く痛みが無く、腫れている関節も確認されない寛解のケースも増えています。完治しないまでもコントロール可能のケースも増加しています。
* 専門医に早期受診 発症ピークが20〜40歳代の働き盛りの女性に多いとされる関節リウマチは、遺伝要因(白血球に関係する特定の遺伝子の型や幾つかの遺伝子を持っていると起こり易いとされる)に環境要因(喫煙や妊娠 ・出産を契機に発症するケースが少なくないとされる)が加わって起きるとされます。例えば、 特有の症状である左右の指の関節の腫れや痛みが2週間以上続く様なら、関節リウマチは強く疑われるので、早期に関節リウマチの専門医に受診する事が大切です。
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