肝硬変・病気症状・検査

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- 肝硬変という病気症状・検査など -

 top pageへ>肝硬変        慢性肝炎の進行と肝硬変という病気の症状・検査など

     肝硬変という病気症状など

     肝硬変という病気は慢性肝疾患の終末像で、 進行はしても戻る事の出来ないもので、無症状のものから、腹

     水、精神症状、食道静脈瘤で死亡するものまで、あります。 肝ガン合併も多くその85%が、肝硬変という病気

     を確認できるといわれております。肝硬変合併症の食道静脈瘤は、治療の進歩により、救命されるケースも増

     えています。


     
肝硬変という病気と波及する機能低下

     肝臓の炎症が長く続き、 肝臓の繊維化進行すると肉眼的には 表面がボコボコの状態になる肝硬変という病気

     は、本来の機能である蛋白質、凝固因子、解毒作用などが低下します。その結果、血液中の蛋白が減少し、出

     血し易く、アンモニアも溜まったりします。


     
肝硬変という病気/慢性肝炎の進行

     慢性肝炎で門脈域の線維化が進むと 門脈域は互いに繋がり、 肝小葉を破壊して別な小葉構造を形成する。


     肝硬変という病気は慢性肝炎が進行した結果、肝臓実質細胞の壊死が始まり、線維の増生や肝小葉構造が

     乱れ、再生結節の形成などが起こり、肝実質細胞が減少した状態をさします。又、門脈内の血圧も高くなって

     きますし(門脈圧亢進症)、脾臓が腫れたり、食道や胃の静脈が瘤状にふくらみ(静脈瘤)破裂のリスクも高く

     なります。


      *門脈:胃や小腸、大腸など消化器系や脾臓に分布する血液が集まり、肝臓に入る静脈。


     
肝硬変という病気は線維化が進行した結果

     肝臓は再生力が強く、病気により肝細胞が障害されて炎症を起こしても、障害された一部の肝細胞は再生

     され、機能も回復します。一部の肝細胞がこのように死滅と再生を繰り返し起こしていると、組織の線維化

     が生じてきます。この線維化が肝臓全体に広がった状態が、肝硬変です。


     肝硬変にもいろいろあり、肝機能が殆ど維持されている軽度のものから、肝細胞の働きが弱まり、肝臓の

     柔軟性が失われ、血液が充分に流れない障害を起こすものまであります。


     
* 肝硬変では「線維化部」をいかに消すかは大きな課題です。ある報告があります。これは「骨髄細胞は肝

     細胞に分化する能力があるのではないか?」という発想からマウスによる実験を行ったというものです。その

     結果、骨髄細胞は線維化した部分にだけ定着し、徐々に線維を解かして行くのが確認できたというもので、「

     線維化部」は、約一ヶ月後に半減し、肝機能の数値も改善したと報告しております。そこで、2003年11月に

     始めた臨床研究では、患者さんの全身麻酔により、自家(患者さん自身の)骨髄細胞を採取(約400ml)・濃

     縮して点滴同様に腕の静脈から投与した。麻酔から点滴まで半日程度で終了するもので、アルブミン値(肝

     機能)や、血小板値(線維化の進行度)の改善が確認され、腹水も減少した。 他の患者さんでも腹水の量が

     減少するなどの同様の効果が確認されております。自家(患者さん自身の)骨髄細胞のため、拒絶反応も無

     く、倫理面の問題もないメリットは大きいと報告しております。肝硬変の最終手段としては、肝移植しかありま

     せんが、臓器の提供者は少なく、免疫抑制剤を飲み続けるなどの問題もあります。 なぜ骨髄細胞が肝硬変

     に効果があるのかは解明されておりません。 今後の課題であるとレポートしております。この臨床研究では、

     メリットばかりではなく、 治療を繰り返せない、 経時的にアルブミン値が再び低下する患者さんもいるなども

     あげられております。(将来は骨髄細胞を一部凍結保存して分割使用するなども検討課題です。)肝機能の

     回復した患者さんは、今まで強い副作用のために使えなかった、C型肝炎治療薬のインターフェロンを使える

     ようになったとしております。



     
* 核酸アナログ製剤;2010、04月よりB型肝炎・C型肝炎に対する治療はインターフェロンに加え、核酸アナ

     ログ製剤治療が医療費助成対象となりました。 35歳以上では核酸アナログ製剤のウィルス量の増殖を抑え

     る力は強く発揮され、副作用の比較的少ないとされております。B型慢性肝炎と肝硬変に対する治療は、イン

     ターフェロンと核酸アナログ製剤の2種類が主力薬剤となります。 インターフェロンは主に35歳以下の若い世

     代に、今まで通り肝炎治療助成制度適応となり、投与期間は24週〜48週間です。一方拡散アナログ製剤は

     少なくも数年間は内服投与が継続されます。 中断すればB型肝炎ウィルスは賦活化してしまいます。従い肝

     臓専門医の処方が肝要とアドバイスされております。B型肝炎の場合、この2種類の治療でもウィルスを体内

     から完全に排除する事は出来ませんが、
肝硬変への進展、黄疸、腹水などの肝不全への進展を防ぐために

     必要な治療法です。 注意すべきポイントとしましては、慢性肝炎や肝硬変の患者さんで、肝機能検査値が正

     常であり、B型肝炎ウィルス陽性の健康保有者はこの治療の対象とはならない事です。肝臓専門医、肝疾患

     連携拠点病院の担当医からアドバイスを受け、納得して治療を行って下さい。



     
肝硬変という病気の検査診断、療法

     臨床所見、血液検査などのほかに、腹部エコー、CTスキャン、MRIなどの画像で肝臓の彌慢性結節性病変、

     脾臓の腫大、門脈圧亢進所見などで診断します。
門脈圧上昇が持続した為に食道静脈瘤が出来、それが破

     
裂して急死する事も多いため、静脈瘤に薬剤をいれる硬化療法を受ける事もあります。


     肝臓ガン(腫瘍マーカー、画像診断、超音波、CT、MRI)や肝性脳症(血中アンモニアの増加による→進行

     すれば意識障害、乱暴)、黄疸、浮腫(過労などにより膝から足首までのむくみ)、腹水(お腹が張り、尿量が

     減る、臍の穴が浅くなる)などの検査、確認、入院、加療も進行により考慮されなければなりません。

     


     
肝硬変という病気罹患時の注意

     食後30分から1時間は安静に保つこと、排便時には力まない事などを心がける事、腹圧をあげるようなどんな

     作業、所作も避ける、注意する事が重要です。 禁酒を守り、塩分の少ない食事にも心がける必要があります。

     肝硬変を起こした人の肝臓は、健康な人の肝臓のように、滑らかではなく、ボコボコです。


     
肝硬変関連検査値・基準値

     尿ウロビリノゲン赤血球数赤血球沈降速度血清ナトリウム血清クレアチニン血清尿素窒素

     血清総蛋白血清ビリルビン血中アンモニアγ-GTPAST(GOT)/ALT(GPT)コリンエステラーゼ

     HDL-コレステロールLDL-コレステロール中性脂肪リウマトイド因子インスリンα-フェトプロテイン

     PIVKA-U

     肝炎関連検査値・基準値/尿ウロビリノゲン血清総蛋白LDL-コレステロール便性状γ-GTP

      血清ビリルビン血中アンモニアコリンエステラーゼPIVKA-Uリウマトイド因子α-フェトプロテイン)


     一部の肝機能検査の意味

     肝臓はブドウ糖の合成、アルブミンの血清中蛋白質の合成、 生体防御関連物質の合成、脂質代謝調節など

     の機能(過剰コレステロール・ビリルビンの排泄、 コレステロール合成、ビタミンを貯蔵)、有害物質の無毒化、

     胆汁合成、血液凝固因子・凝血溶解関連物質の合成があります。 肝機能検査は機能異常を確認し、どこで

     障害があるかを知り、疾患の有無や治療法が適切であるか、効果があるかのマーカー検査として行われます。

     


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 - 肝臓病の終末像、肝硬変という病気 -


 肝硬変という病気はC型肝炎から移行したものが60〜

 70%と多く、B型肝炎から移行したものは15%程度

 で大きな割合を占めています。


 肝臓の障害が慢性的に経過しますと、最期には肝硬変とい

 う病気になります。線維化が進み、肝臓の表面は全体に凹

 凸になり、色むらも起こしてきます。(黄、赤、白)


 
肝ガンには、その殆どが肝硬変という病気から発生する

 ものが多い
ので注意が必要です。
 


              - 栄養摂取 -


 肝硬変という病気の進行の程度で食事の内容は注意点が異

 なります。

 
腹水がたまらない、黄疸も無い、肝性脳症もみられない様

 な代償性肝硬変の場合
は、一般的な普通食とそう変わり

 ない食事内容でも良いと思われますが、脂肪分や蛋白質を

 あまり取りすぎると肝臓に負担がかかりますので、その点

 には注意が必要です。


 服薬コントロール下での場合は又、変わりますから、医師

 の指示にしっかり従う事が大切です。将来のむくみなども

 考慮に入れれば、塩分なども減らした減塩食に慣れておく

 ことも考慮に入れます。自覚症状の希薄な代償性肝硬変と

 いう病気も、クモ状血管腫や、手掌紅斑をしばしば認めま

 す。


 ビタミン、ミネラル分、緑黄色野菜は多めにとってくだ

 さい。アルコールは禁物です。

 勿論、糖尿病などが合併している場合は医師と相談する

 必要があります。


 非代償性肝硬変は黄疸、側副血行路、消化管出血、腹水

 、浮腫、胸水、肝性脳症などの自覚症状がありますが

 
腹水が溜まってくる場合は、塩分の摂取を抑え、肝機能

 の低下の程度に応じた、蛋白質の制限、脂肪分の制限をす

 る必要があります。

 ただし、肝硬変という病気で食欲が無い状態でありながら

 、食事制限を徹底して行うと、カロリーが摂取できないた

 めに、更に病気が悪化する可能性もあります。

 食欲をつける味付け、本人の好みなどを考慮して工夫しま

 しょう。



             - 肝機能検査 -


 肝硬変という病気は、肝臓が過酷な状態にあるために

 起きる病気で定期検査のデータは極めて注意深く、検証

 して、異常が認められるのなら、早めの受診が大切です

 。軽症のうちに治療を受ければ、それだけ進行を抑える

 事もできます。

 
肝硬変という病気はGOTの値がGPTの値に比べて高

 い事が多い。



検査項目 正常値 疑われる病気等
ビリルビン 0、2〜1、3r/dL 肝疾患、血液疾患
GOT 10〜33  IU/L 肝炎、肝硬変、
肝ガンなど
GPT 6〜35  IU/L 肝炎、肝硬変、
肝ガンなど
γーGTP 65  IU/L以下 アルコール性肝炎
肝炎、胆石など
AL-P 96〜300 IU/L 肝炎、肝ガン、
胆石など
LDH 400   IU/L 肝疾患、心疾患
ガンなど
総蛋白 6、7〜8、3 g/dL 肝機能障害
栄養障害など
HBs抗原 −(マイナス) B型肝炎
HCV抗体 −(マイナス) C型肝炎
  ご参考にご覧下さい。

 
* 胆道閉鎖症;新生児期より黄疸を来たします。初期症状は発熱です。早期手術をしなければ肝硬変に移行し、その多くは1年以内に

 死亡します。
生後直ぐから1ヶ月頃に、 便が灰色〜クリーム色になり、黄疸が出現し、お腹が張り(肝臓が腫れる)、更に進行しますと、

 肝臓機能が低下し、吐血、下血、頭蓋内出血も起こします。新生児期には生理的な黄疸もありますが、その場合には2〜3週間で消失

 する。しかし、それ以上黄疸が続き、便の色が白っぽくなる様な場合には、早急に専門医に受診する必要があります。 早期の発見と手

 術が必要になりますが、 手術は胆道を腸の一部に置き換えるもので、 成功率は60〜70%程度です。胆管炎の場合には抗生物質の

 投与による治療ですが、胆道閉鎖症の子供の中には、長期経過観察中に肝臓の移植が必要なケースも発生します。


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