胃癌(胃ガン)・病気症状・原因

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- 胃癌(胃ガン)という病気の症状と原因 -

 top pageへ>胃癌(胃ガン)         胃癌(胃ガン)という病気は国民病

     自覚症状の少ない胃癌(胃ガン)という病気

     わが国では胃癌(胃ガン)という病気による死亡は、肺ガンに次いで多く重大な国民病といえます。50歳

     代後半から60歳代にかけて病気を発症し易く、男性が女性の2倍といわれます。胃ガンは初め粘膜層に発

     生して、順次下層に浸潤し早期胃癌(胃ガン)から、進行性胃癌(胃ガン)に成長します。進行性の癌でも

     自覚症状が少ない特徴があります。(下表参照


     
* 遺伝性胃癌;欧米で胃癌が親子間に遺伝する原因の一つとして報告されていた「E-カドヘリン」遺伝子(細

     胞同士の正常な接着に関わる蛋白質の分子)の生殖細胞変異が、国内の胃癌患者から発見されたとキャン

     サーサイエンス(日本癌学会の専門誌)オンライン版に発表されました。 「これで、日本にも遺伝性の胃癌の

     存在が証明され、 遺伝子検査の普及〜胃癌の早期発見・治療に繋がる」としています。 研究グループでは、

     家族に胃癌の発症者がいる患者13人の血液から E-カドヘリン遺伝子の生殖細胞変異があるかを調べたと

     ころ、20代と30代の患者2人から、欧米患者同様の変異を発見し、細胞接着機能が失われている事も確認

     した。「胃癌を若年発症した家族がいる人は遺伝の可能性があり、定期的な癌検診を促す根拠になる」として

     注意を呼びかけています。



     
胃癌(胃ガン)という病気の分類

     胃ガンという病気の多くは上皮性であり、胃癌(胃ガン)の浸潤度に応じて早期胃癌(胃ガン)、進行胃癌

     (胃ガン)に分類されます。早期胃癌(胃ガン)という病気は「癌の浸潤度が粘膜内か粘膜下層に留まるも

     ので、リンパ節転移は考慮に入れない」とあります。

     胃癌(胃ガン)という病気は更に0〜5型に分けられます。0型は(表在癌);隆起型(T型)、表面型(

     U型)、陥凹型(V型)などに分けられ更に細かく亜分類されています。例えば表面陥凹型(Uc型)は早期

     胃癌(胃ガン)の6割を占めます。


     
早期胃癌(胃ガン)という病気の症状

     早期の胃癌(胃ガン)という病気は殆ど症状らしいものは無く、あっても弱い胃部不快感や胸焼け、げっぷ、

     なんとなく食欲が無いという軽い程度です。進行してくると、食欲はさらになくなり、衰弱が目立つ様にな

     り、お腹が張る、時々痛む、血を吐く、(コーヒー色の吐血)、下血がある(便に血がまじる、黒色便)な

     どの病気症状が起こるようになります。


     更に進行すれば転移性ガンの病巣をつくる様になります。この様な段階ですと最早、外科的手術は難しいと

     いえます。


     
胃癌(胃ガン)という病気とヘリコバクター・ピロリ菌との関わり

     胃癌(胃ガン)という病気や胃リンパ腫という病気の発生は、ヘリコバクター・ピロリ菌がかかわっている

     事も分かってきています。

     ヘリコバクター・ピロリ菌の感染者のうち、胃癌(胃ガン)を伴う事例は、一部にしか過ぎませんが、EMR

     (内視鏡的胃粘膜切除法)後、ヘリコバクター・ピロリ菌除菌で、異時多発胃癌(胃ガン)の増殖抑制や、

     ヘリコバクター・ピロリ菌感染陰性者には、8年間の経過観察で胃癌(胃ガン)発生が確認されなかった事

     からもヘリコバクター・ピロリ菌の胃癌(胃ガン)発生への関与は充分にあると、考えられています。

     ヘリコバクター・ピロリ菌に感染して胃粘膜に生じた炎症は、持続すると10〜20年後には腸上皮化生に変化

     すると考えられております。


     萎縮性胃炎が進行すると腸上皮化生という(胃粘膜が腸粘膜に似た状態に変性)状態になり、結果、胃癌(胃

     ガン)が発生し易い事が知られていますが、ヘリコバクター・ピロリ菌がその萎縮性胃炎に関与しているという

     事であるならば、胃癌(胃ガン)のリスクファクターと言え、実際ピロリ菌陽性の人は陰性者と比較した場合

     に、2、8〜6倍胃癌(胃ガン)になりやすいと言う結果が確認されております。ただし、ピロリ菌感染率の

     高い国で胃癌(胃ガン)が少ない国もあるためその因果、相関関係に付いてはいまだ詳細の形成メカニズムは

     解明されていないという事でもあります。


     
* 乳幼児のピロリ菌感染;胃潰瘍や胃癌のリスクとされるヘリコバクター・ピロリ菌が、既に乳幼児期に感染し

     ている事が指摘されております。 「2〜3歳までに感染しているケースが多く、 子供の5〜10%は既に保菌し

     ている」というもので、その感染経路の主なものとしては「乳幼児期に保菌している両親が離乳食などを、噛み

     砕いて与える食習慣」としています。 その他にも「母親のゲップで胃粘膜から口の中に出てきている事に意識

     が行かず、 その後で子供に口移しで食事を与える・キスをする」などにより 感染する事もあります。乳幼児は

     免疫機能が発達していないために、 ピロリ菌が胃粘膜に住み着き易く、その時点では軽い胃炎を起こす程度

     です。(小児ではまれに胃潰瘍の原因になったり、成人後に胃潰瘍や胃癌になる危険性も生じます。)親は感

     染経路を十分に意識し、 口腔衛生に努め(嗽をしっかりしたり、歯の衛生習慣を守るなど、常に留意する事が

     必要)清潔に心掛けなければなりません。 母乳には ピロリ菌が胃粘膜に定着するのを阻止する働きがある為、

     母乳育児に心掛ける事も大切です。



     
* ピロリ菌除菌;ノーベル医学生理学賞を受賞した西オーストラリア大のバリー・マーシャル教授はピロリ菌の

     除菌に関して日本人に助言しています。「日本人の場合、胃癌の罹患率が高く、50歳以上の全員が除菌する

     事を支持する。 全員が一回除菌すれば、80%は除菌できるので、5年後には高齢者の胃癌も減ってくるので

     はないか」 この際、「乳酸菌などとの併用で、除菌効果がアップするデータもある」 と紹介しています。実験デ

     ータでは、 「乳酸菌LG21を一ヶ月程度飲んでもらい、一部の人では、ピロリ菌が完全に消失した」そして、推

     測であるが「ピロリ菌の数が減少すると、人が持っている免疫力でピロリ菌を排除している人がいるかもしれな

     い」と述べています。「日本の場合、残念ながら、強毒性のピロリ菌に感染している」とも述べています。




     
胃癌(胃ガン)という病気の検査
  
     早期発見が重要ですから50歳すぎたら、軽度の吐き気や腹痛程度の自覚症状でも胃のレントゲンや、内視

     鏡検査を受け、胃癌(胃ガン)の有無を確認する必要があります。外科的治療の早期胃癌(胃ガン)の10

     年生存率は95%といわれます。


     近年早期の胃癌(胃ガン)の場合、内視鏡的切除術が普及してきました。内視鏡的治療は合併症のある場合や

     、何らかの理由で施術できない場合(噴門部、幽門部に出来た癌など)にも行われることがあり、内視鏡的治

     療が適さないケースでもリンパ節に転移していない場合は、腹腔鏡を使った腹腔鏡下胃内手術(腹部の数箇所

     を小さく切開、その孔から腹腔鏡と呼ばれる内視鏡などを挿入して手術する)も出来、早期手術の治癒率は飛

     躍的に高いものがあり、早期発見、早期治療のために検診は積極的に受けましょう。内視鏡検査は胃癌が疑わ

     れるならばその場で生検をする事が出来ますが、抗凝固剤、抗血小板剤などを内服している場合には生検によ

     る出血の危険性を避けるため、後日生検になります。疾患の種類により服用を中止したほうがよいか否か判断

     が重要となりますので主治医に相談する必要が出てきます。服用を中止する場合、7日前よりの中止(バファ

     リン、バイアスピリン、パナルジン)のもの、3日前より中止(プレタール、ワーファリン)、1日前(ペルサンチン)

     などとなっております。生検をした場合は3〜5日後に内服を再開する事になります。早期胃癌で内視鏡的粘

     膜切除術が行われますと、数ヶ月〜6ヶ月で切除部局所の再発の確認をします。1年経過し再発の徴候が無け

     ればかなり安心できますが、発癌母地である胃に新たな胃癌が発生していないか1回/年の内視鏡定期検査が

     必要です。この事により再発の早期発見に結びつける事ができます。腫瘍マーカーはCEA(大腸癌、肺癌に重

     要な腫瘍マーカーが使われます。)、超音波とCTで腹水、肺、肝臓、リンパ節への転移の確認をします。再発

     発見は術後1〜3年にピークがあると考えられています。

     従い術後3年までは3ヶ月ごとの血液検査、6ヶ月ごとの腹部超音波検査、1年ごとのCT、内視鏡検査を行い

     、5年以降は人間ドックという定期検査が求められます。


     
超音波内視鏡/胃癌が粘膜層に留まっているのか、筋層にまで達しているのかその壁深達度を調べます。先端

     に超音波装置の付いた内視鏡で表面から見えない胃壁内への広がりを調べることが出来ます。筋層に達して

     いれば胃切除、リンパ節郭清が考えられます。


     
超音波検査/種大したリンパ節、肝臓転移、腹水などの確認に使います。

     
CT/周囲の臓器に浸潤していないか、肺、肝臓、リンパ節に転移が無いかを確認します。


     
胃癌(胃ガン)関連検査値・基準値

     便性状便潜血α-フェトプロテイン

     (血便の色は出血の量や速度、消化管内の通過時間により異なるが、肉眼では一般的に、食道や胃、十二指腸

     など上部消化管の出血ほど黒っぽく、下部に行くほど暗赤色、鮮紅色になる。消化管出血は肉眼では確認でき

     ず、便潜血反応で確認できるケースもある。胃癌の場合は出血は通常少量、持続性であり、血便は肉眼で判明

     しない場合が多く、大量出血に至ればタール状便、吐血が確認されたりし、初期は出血が無い事も多い。)



     * ABC検診;胃癌の原因と目されるヘリコバクター・ピロリ菌感染と共に、胃粘膜の萎縮を、血液で調べるABC

     検診を導入する自治体などが増加しています。胃粘膜が萎縮すると、消化酵素に関連する物質ペプシノゲンの

     分泌量が減ります。 これを利用し、ABC検診ではピロリ菌感染を示す抗体の有無と共に、ペプシノゲンの血中

     濃度を調べる事で、胃癌のリスクを判定します。分類はA(感染が無く、萎縮も進んでいない)・B(感染している

     が、 萎縮が進んでいない)・C(感染していて、萎縮の進んだ人)・D(萎縮が進み過ぎて、ピロリ菌が住めなくな

     った)とし、リスクはA<B<C<DとDが一番大きくなっております。リスクの大きさに応じて内視鏡検査の頻度が決

     められます→A(不要)・B(3年に一度)・C(2年に一度)・D(毎年)。 年あたりの胃癌発生頻度はA(ほぼゼロ)・

     B(1000人に1人)・C(400人に1人)・D(80人に1人)と報告されております。 血液検査は5年に1度とされて

     おります。





    (胃癌予防10カ条もご覧下さい。) (胃癌の危険因子もご覧下さい



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       -早期胃癌と進行性胃癌の自覚症状-




-早期胃癌-
 
         
 - 胃を切除すると -


 万が一胃を切除する事になった場合、入院中は医療関係者

 が管理コントロールしてもらえるので安心していられるか

 も知れませんが、退院後の食生活には注意が求められます

 。今までのような食習慣で食べると食べすぎで嘔吐してす

 るなど失敗する人が多いのです。


 食事量だけでなくアルコールも大変弱くなります。一回の

 食事量は少なく、その分一日5〜6回と回数を増やして対

 応します。


 手術後は腸が癒着する腸閉塞を起こす事があります。一旦

 腸閉塞を起こすとなかなか元にもどりません。

 また、退院後も定期的に診察、検査を受けなければなりま

 せん。再発、転移に対する注意や、鉄、カルシウムなどの

 吸収障害を起こしやすくなっていますから定期的な検査で

 予防します。


 
-内視鏡的切除術模式図-
 * 術後の食事;胃の働きは@一時的に食物を貯蔵する。A胃酸と混ぜて粥状にする。B胃酸で食物を殺菌し、腐敗・発酵

 を防ぐ。というものであり、入り口の噴門と出口の幽門が食品の出入りを調整します。 従いまして、手術の箇所によりそれ

 らの働きは失われる事になります。胃を全摘すると食物は未消化のまま急激に腸に落ち、動悸・眩暈・疲労感などのダンピ

 ング症状が発現します。 食物はよく噛み、少量の食事を回数を増やして食べたり、食後は安静にする事が大切です。調理

 方法や食品の鮮度、衛生管理も注意が必要になります。 (胃酸も出にくくなっていますので、食べたものを軟らかくする力

 や、殺菌力も弱くなります。)


            
 スキルス胃癌


 スキルス胃癌は20〜30歳代の女性に多い特殊な癌

 です。 腫瘍や潰瘍をつくらないため、内視鏡検査では

 早期に発見のし難い癌で、進行の早い癌です。スキル

 ス胃癌はしこりを作らないで、胃全体にはびこるように

 広がります。粘膜の下に細かく潜り込み、這うように広

 がります。そのため胃は革袋のようになり、しかもシコ

 リを作らないために、癌の境界線がはっきりしません。

 内視鏡でもエックス線検査でも見つけ難い癌です。この胃癌は腹膜播種性といい、癌細胞が胃から腹膜に撒き散らした

 様に飛び火し、腹膜はザラザラになり、腹水が溜まって癌性腹膜炎になります。胃の周囲のリンパ節から遠く離れたリ

 ンパ節に飛び火している事もまれではありません。原因はよく分かっておりませんが、潜伏期1〜3年以上にわたり緩

 やかに進み、その後に典型的なスキルス胃癌になります。潜伏期にこの癌を早期発見し、早期に治療する事が大切にな

 ります。胃体部大彎を中心に粘膜のひだの多い胃底腺領域をしっかり観察し、陥凹した病変を見つけ出すことがポイン

 トです。バリウム、内視鏡検査では相当度の観察が必要で見逃しの確率の高いものといえます。



 転移、再発という問題から手術療法は限界が有り、化学療法免疫療法などを組み合わせる集学的治療があります。

 癌が粘膜下層までに留まっている場合、外科手術の適応があります。転移の可能性が無ければ胃の局部切除も可能です

 し、癌の種類によっては内視鏡で病巣を切除するポリペクトミー、EMRもあります。内視鏡的胃粘膜切除術の場合は

 @胃癌の大きさが2p以下A潰瘍を伴わないB組織学的に分化型の癌C癌の深さが粘膜層内のもの(粘膜癌)である事

 が条件となります。このケースの場合はリンパ節の転移がないと考えられます。


 分化型の癌

 癌は
「扁平上皮癌」「腺癌」「未分化癌」の3種類に分けられ扁平上皮癌は皮膚、食道、口腔、子宮、肺などの扁平上
 皮細胞に、
腺癌は胃、腸、乳房、肝臓、腎臓、卵巣、肺などの腺上皮細胞に発生する癌です。これらは分化型の癌とい
 い、進行が比較的穏やかです。それに比し未分化癌は発生し易い部位が不特定で進行が速いのが特徴です。

       
 早期胃癌・進行胃癌(右図)


 粘膜の上皮と粘膜筋板までの間を粘膜固有層とよび、細血

 管やリンパ管、神経線維、筋線維芽細胞などを内蔵、粘膜

 筋板は平滑筋からなる薄い筋層です。粘膜下組織は比較的

 粗な結合組織でなり、やや太い動脈、静脈、神経線維、神

 経節などを内蔵、(固有)筋層は基本的に2層で構成され

 内層では平滑筋線維は消化管の長軸と直角方向に走行、外

 層は長軸に平行に走行しています。この両筋層の間にはし

 ばしば神経節が確認されます。


 粘膜下層に留まる早期胃癌の場合は既に述べましたように

 10年生存率は95%にもおよびます。ですが、進行し筋

 層にまで達するようになりますと、急激に転移や浸潤も多

 くなり、胃の内腔も膨隆していわゆる進行癌になります。

 癌細胞が漿膜下層から漿膜にまで及べば、腹膜への転移(

 癌性腹膜炎)や腸閉塞まで起こすようになります。肝臓、

 肺、リンパ節へ転移し、全身状態が悪くなれば末期癌とな

 ります。(胃癌は発生してから数年、粘膜層に留まるとい

 う報告もあります。)


       -胃癌の発生し易い部位があります-


 
左図の様に胃を上部、中部、下部に分けてその発生割合

 を見てみますと左記の如くおおよそこの様な割合になる

 というデータがあります。胃癌発生割合は上部15%〜

 17%、中部40%、下部41%〜43%です。又、胃

 を横断面の方向から見て、全周囲、小彎、大彎、前壁、

 後壁で確認した場合は全周囲15%、小彎40%、大彎

 12%、前壁14%、後壁19%というものでした。

  


               (幽門前庭部は左図の左下側です)

 胃癌の転移
 
胃癌から他臓器への転移率 他臓器癌から胃への転移率
11、3%
肝臓 15、0%
膵臓 08、6%
腹膜 11、9%
骨・骨髄 05、0%
膵癌 17、3%
肺癌 14、2%
リンパ腫 10、6%
白血病 09、2%
肝癌 08、0%
結腸癌(大腸癌) 04、8%

         - 早期発見、早期治療 -


 早期胃癌(胃ガン)では、若年者は陥凹型が多いが、高

 齢者では隆起型が多いといわれます。


 胃癌(胃ガン)という病気はその浸潤の深さによって、

 早期胃癌(胃ガン)と進行胃癌(胃ガン)に分けられま

 す。その症状が早期胃癌(胃ガン)の場合は、胃炎と類

 似した胸焼け、げっぷ、食欲不振などが認められる程度

 です。


 また、進行胃癌(胃ガン)では、食欲不振、体重減少、

 貧血、腹痛、しこり(腫瘤)などが病気の症状で、この

 様な病気の症状が認められない場合も少なく有りません。



 胃癌(胃ガン)の定期健診による、早期発見、早期治療

 は治癒の絶対条件です。日本は欧米に比べて早期発見に

 よる治療成績が高く、胃炎や胃の検査で精密検査の指示

 のある場合は必ず受診する必要があります。


 一般の健康診断では難しい状態も精密検査で確認する事

 ができます。早期治療ならば胃癌(胃ガン)という病気

 は95%が治癒するのですから。


 胃癌の危険因子として上げられるものは特異要因として

 亜硝酸塩多量摂取(肉加工食品発色剤など)、萎縮性胃炎

 既往、悪性貧血既往、他の癌にも共通に上げられるものと

 して、喫煙、多量飲酒、塩分の多量摂取、油脂・肉類多食

 、焼肉・焼き魚多食、運動不足、肥満です。


 逆に予防因子として野菜、果物、緑黄色野菜、豆・穀物・

 海藻・緑茶などです。

 (memomemo!緩和ケアも御参考としてご覧下さい)

       -胃ガン(胃癌)予防10カ条-

 @ バランスの取れた栄養

 A 毎日、食生活に変化を

 B 暴食は避け、脂肪を控えめに

 C 飲酒を過ごさない

 D 禁煙

 E ビタミン、繊維質を食品から適切に摂る

 F 塩辛いものは控え、熱いものを気をつける

 G 焦げは食べない

 H カビを食べない

 I 運動を適度に実践


 
* ダ・ヴィンチサージカルシステム;腹腔鏡手術は早期胃癌が対象で、切開部が小さく術後の痛みが少ない利点があります。これは高

 度な技術が必要であり、鉗子は一方向でしか把持できず患部の裏側に回っての作業は出来ない。 「ダ・ヴィンチサージカルシステムは

 ロボット支援技術であり、 モニターを確認しながらマニピュレーターを使って、挿入された鉗子を操作できる。 鉗子は人間の手首のよう

 に自在に操作可能で、 3Dカメラの画像は奥行きもあり、患部を立体的に捉える事が可能です。 手の震えも補正するフィルタリング機

 能や、手の動きの大きさを正確に縮小するスケーリング機能も具備されている。 従いかなりの繊細な手術が可能で、 従来の内視鏡手

 術よりも精度も高い安全な手術が期待できる」と医療関係者は述べている。





 *
内視鏡による消化管閉塞治療(byステント);胃癌・十二指腸周辺の癌や膵臓癌・胆道系の癌が進行しますと、 消化管の閉塞により患

 者さんは食事も摂れず、消化液は胃に溜まり、嘔吐を繰り返す様になります。 特に胃癌・膵臓癌は2大原因で、年間約7300人の方が、

 閉塞を起こして苦しんでおられます。「胃・十二指腸ステント術」は2009年11月に薬事承認を受け、2010年4月に保健適用されました。

 この治療は患者さんへの身体への負担は、従来の「経鼻胃管」、「胃瘻」、「胃・小腸バイパス術」などと比べて、格段に少なく、今後に大

 きく期待されている治療法です。従来法では、閉塞事態は改善せず、食事が出来ません。残された時間を高いQOLで過ごす事はとても

 大切な事です。 「胃・十二指腸ステント術」の治療正味時間は15〜20分で済み、治療後、食事を摂れる様になるのも、バイパス術の8

 〜9日に対して、1〜2日、入院期間も28〜30日に対して、15〜19日と短くなります。 ステントは、内視鏡挿入部に畳んだ状態で3、3

 oの細いカテーテルに収まるものです。このステントは広がると直径22oになり、閉塞部を開いて、内容物の交通を確保します。(この

 方法は既に、欧米では10年も以前から採用されている方法です。)食事を摂れる様になった患者さんのQOLは大きく向上し、表情は明

 るくなるとしています。 『通過障害で食事を摂れなくても、 胃液は分泌(1500〜2000cc/日)され、十二指腸の下部が閉塞して膵液や

 胆汁が加わる場合には、5000cc/日にも達する事もあります。 患者さんは1日中吐き続け、脱水症状に陥ります。』 但し、この方法は、

 長期的に見ますと、再閉塞が起きたり、ステントがずれたりする可能性が有ります。(その場合、多くのケースでは再治療が可能です。)




 * 治療を取り巻く環境;胃癌の治療法は日々、進歩しており、内視鏡や腹腔鏡手術は、技術の上達や手術器具の発展などで、より手術

 対象となる癌の大きさは拡大しております。これらの手術成績は、執刀医の技術レベルに大きく左右される現実があります。一方で注目

 されているのが、米国で普及が進んでいる da Vinci(ダビンチシステム)の様なロボット技術を活用した手術です。これは医師が立体画

 像を確認しながら、手振れ防止機能を利用して、執刀するものです。 国内には未だ数台しか導入されておりませんが、腹腔鏡より精度

 の高い手術が可能になるのでは、と期待されています。 NOTES(ノーツ)は開腹せずに、口、尿道、肛門などから手術器具を挿入して

 腫瘍に近づき、患部をとる技術です。



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