難聴・病気原因・検査

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- 難聴という病気原因・検査 -

 top pageへ>難聴                 難聴という病気の原因と検査

     難聴という病気

     難聴という病気には伝音難聴という病気と感音難聴という病気があり、同時にみられる混合性難聴という難

     聴もあります。大きな音に長時間曝され続けますと、人は
回復の見込みのない難聴になってしまいます。



     
伝音難聴という病気と感音難聴という病気

     下で御説明します様に音の刺激を神経に伝える感覚器に至る耳の経路に障害があって、音の伝わり方が悪く

     なるのが伝音難聴という病気です。

     感音難聴という病気は急速に進行する難聴と老人性難聴という病気の様にゆっくり進行する難聴があります。



     
突発性難聴という回復も見込める病気

     感音難聴という病気の中には突発性難聴という病気も分類されています。突発性難聴という病気については、

     
難聴の中でも回復可能な難聴ですが、回復のためには早期治療が条件で、発症してから1週間以内、遅くと

     も2週間以内に治療を始める必要があります。


     回復の仕方はこの期間の差が大きく影響します。軽度の難聴の場合は普通に生活していても回復することも

     有りますが、40デシベル以上の音が聞こえない、高い音域が強く損なわれている場合などは入院治療が必

     要で、この場合は内耳に切迫した病態が起こっている可能性が高く、即刻、治療開始が必要なケースになり

     ます。症状が悪化したり改善したりという変動が無いのが特徴で、ウィルス感染や血管の循環障害が疑われ

     ています。厚生労働省の調査では2001年時点での治療中の人は約35000人で20年前の約2倍にな

     っており、50歳〜60歳代に多く  完治:ある程度治癒:治らない=1:1:1という事の様でした。原因不明の

     中で頻度の多いものは急性低音障害型感音障害で発症のピークは30歳代です。低音が聞こえ難くなります

     が比較的治癒し易い。炎症を抑えるためにステロイドが処方されます。

     世界で最も信頼されるデータベース(コクランレビュー)に高気圧酸素治療の有効性が報告されている。これ

     は大気圧の2倍の気圧をかけたタンク内で100%酸素を一時間吸う治療法でコクランレビューでは効果を認

     めてはいるが慎重な利用を求めている。東京医科歯科大病院には16人を収容できる大型タンクが設備され

     ている。希望者に1回/日2週間を1コースとしてセットされ改善傾向が認められるという事であるが、やはり

     発症後2週間以内に実施することが良いと述べている。





◎こちらに掲載させて頂いておりました以下の難聴関連追加情報は整理ポストに移動させて頂いております。
*耳鳴り *突発性難聴と耳鳴り * *




     
* 突発性難聴と平衡感覚;突発性難聴は 突然内耳が障害されて起きますが、 この内耳は音を脳へと伝える

     蝸牛と体の平衡を保つ前庭から出来ており、内耳の障害の程度により難聴のみならず、激しい回転性の眩暈

     や患者側へ倒れ易くなる様な歩行障害を惹起します。しかし、一般的には内耳性の平衡障害は時間と共に代

     償され、軽減していくのが殆どです。




     
穿孔が原因の難聴

     鼓膜は音の振動を集め、音の強さを17倍に増強します。鼓膜に孔(穿孔)がありますと、難聴が起きます。

     中耳炎は、鼓膜の内側にある粘膜に覆われた中耳腔に生じた炎症です。慢性中耳炎などでは鼓膜に孔

     鼓膜穿孔)が開いていますが、穿孔の大きさが大きいほど難聴が強いといえます。



     
耳小骨の連鎖の損傷が原因の難聴

     耳小骨は鼓膜で集めた音を内耳に伝えますが、その際音を1、3倍に強めます。耳小骨の連鎖が、損傷

     などで切れますと、強い難聴になります。



     
難聴という病気の検査

     聴力は一般には純音聴力検査といい、異なる周波数の出るオーディオメーターを用いて行います。

     難聴の有無や、障害部位の診断を行います。職場の検診で行われるのは4000Hz(ヘルツ)と1000

     Hzの2種類の音で、高音性難聴と低音性難聴の検査をします。

     4000Hz/普通の場合は5〜30デシベル程度の音の強さで聞こえます。高音難聴は一般には老化現象

     と考えられていますが、高血圧や高脂血症による脳動脈硬化が原因のことも多いため、血圧、血清脂質

     などの検査成績も参考にし、必要な場合はそのコントロールを続けるようにします。

     1000ヘルツ/普通の場合は5〜30デシベル程度の音の強さで聞こえます。低音難聴は耳鼻科疾患の

     可能性があります。




◎こちらに掲載させて頂いておりました以下の難聴関連追加情報は整理ポストに移動させて頂いております。
*乳幼児の難聴 *高い周波数 *超磁歪骨伝導ヘッドホン *ディジタル補聴器



     
* 細胞シート;細胞シートは、患者さん自身の細胞を培養して作ったシートで、粘膜の再生を促す臨床研究

     を東京慈恵会医科大学のチームが計画しています。 それによりますと、従来の手術では、病変部分を取り

     除いて聴力の改善を目指していました。この際、同時に除去された粘膜がうまく再生しないと中耳真珠腫や

     癒着性中耳炎などの難治性中耳炎は、改善が期待出来ません。その為、事前に患者さんの鼻から局所麻

     酔した上で、1センチ角の粘膜を採取し、 そこに含まれる上皮細胞だけを3週間ほど培養し、シート3〜4枚

     を作る。それを手術時に中耳腔の粘膜が無くなった部位に貼り付けるもの。鼻は中耳と繋がっている為、細

     胞の特徴が似ており、採取後の回復も早く、細胞の供給源として適していると説明しています。中耳腔は外

     からの音を反響させて、奥の内耳に伝える重要な部位であり、ウサギの実験では、細胞シートの移植から

     8週間たっても粘膜が正常に機能している事が確認されている。 人に使える高品質のシートの作成も完了

     しており、「病気の再発を防ぎ、難聴を確実に回復させる事を目的とし、」 今後、「厚生労働省に計画を申請

     した上で治療に乗り出す」としています。



     
* 人工内耳;人工内耳は近年、新生児聴覚検査で難聴が判明した場合、2歳前後で人工内耳手術を選択

     する傾向が増加している。 全国の聾学校でも生徒5000人(3〜18歳)中、1000人を超える人々が人工

     内耳を装着しており、それも増加中の模様です。一方で、高齢になっても人工内耳手術を受けて聴覚障害

     を克服する様に努めている人たちもいます。東京に住むある人は、「80歳で右耳の人工内耳手術を受けま

     した。 片方だけ聞こえていた左耳が13年前に突発性難聴により聴覚を失い、約40年前にメニエール病で

     聞こえなくなっていた右耳に人工内耳を装着したものです。 音を失ってからは、不便な事も多く、楽しみが

     無くなり、気付けば笑わなくなって人と話をしなくなった。疎外感、劣等感、虚無感に陥り自分が何者かも判

     らなくなってしまった。」と述べています。 装着後(人工内耳は装着して即座によく聞こえるわけではなく、目

     標や強い意志を持ってリハビリをしていく事が大事)は 「次々と音が聞き分けられる様になり、驚きと喜びを

     感じ続けた。当初は犬や鳥の鳴き声も判らなかった。 それも聞き分けられる様になり、自然が与えてくれる

     音も感じる様になり、気持ちが非常に豊かになった。」と話されております。東京医療センター臨床研究セン

     ター長も「人工内耳は特殊な医療ではなくなりつつある。補聴器でも聞こえなくなって困っている人には、人

     工内耳の選択肢もある事を知って欲しい」と話しています。



     
* アデノイドもご参考にご覧ください。




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                             -鼓膜穿孔・耳小骨損傷による難聴-

 既に御紹介しましたが鼓膜は音の振動を熱め、音の強さ

 を17倍に増幅します。耳小骨は鼓膜で集めた音を

 1、3倍に強めて内耳に伝えます。その部分が損傷を受

 けてしまいますと強い難聴になってしまいます。慢性の

 中耳炎なら鼓膜穿孔の結果、この孔からの細菌感染も起

 こります。


 慢性中耳炎の症状は普通難聴の症状が現れますが、滲出

 性中耳炎の症状も難聴が主要な症状です。その場合は自

 分の声が耳に響く様な自家強声が確認されます。


 耳小骨の連鎖が切れる耳小骨損傷は外傷、外圧にも注意

 する必要があります。
 
        
  - 伝音難聴という病気 -


 外耳道より入った音の振動は、鼓膜を振動させ耳小骨

 に伝わり、あぶみ骨より蝸牛に音の振動を伝え、聴神経

 に伝えます。外耳道や鼓膜、耳小骨での障害により音波

 が内耳に伝わりにくい現象が伝音難聴という病気です。
 
 右図(伝音難聴図解)をご参照下さい。


          
- 感音難聴という病気 -


 感音性難聴という病気は急速に進行する難聴と老人性難

 聴という病気の様にゆっくり進行する難聴があります。

 音は中耳腔のあぶみ骨より蝸牛内に伝えられます。蝸牛

 にはラセン器という音を感じるセンサーが入っています

 がここで音は電気信号に変換されてラセン神経節に伝え

 られます。感音難聴という病気は内耳、聴神経、聴覚伝

 導路、皮質中枢での障害により生じた難聴です。一般的

 には感音難聴とは内耳での障害による難聴のことで、神

 経性難聴とよばれます。


 感覚器の障害と感覚器が受けた音刺激を大脳に伝える神

 経系に障害があって聞こえが悪くなるのが感音難聴とい

 う病気です。


 感音難聴という病気には原因は色々ありますが、騒音性

 難聴、ウィルス性疾患・循環障害などの全身疾患が関与

 しているものもあります。日常生活の様々な要因が生む

 ストレスも難聴の原因と言われています。


 年齢と共に聴力が衰える老人性難聴という病気は、主に

 音を神経に伝える感覚器を含む内耳の働きが鈍くなる感

 音難聴ですが、早い人は20代からその兆しが出始めま

 す。

 その進行は個人差が大きく若いときから軽度の感音難聴

 になり、次第に進行し、気づけば人より早く老人性難聴

 という病気になっている人もおります。


 この様な急性の聴力低下は非常に大きな音を長時間聞き

 続けたりすると起こり易くなります。

 右図らせん器の変性(感音難聴)をご覧下さい。
 

-伝音難聴図解-


 * 耳垢、鼓膜穿孔、浸出液貯留、耳小骨固着による伝音
   難聴模式図

-蝸牛断面図 図解-


 * 上図蝸牛部分赤半円カット拡大模式図

-らせん器の変性拡大図(感音難聴)-


 * 上図、蝸牛断面図 図解より楕円部拡大模式図

  難聴の主症状、随伴症状、と考えられる原因

難聴 老人性難聴、騒音性難聴、心因性難聴、外耳道異物(耳垢、異物塞栓など)
難聴+耳痛 急性中耳炎、鼓膜炎、外傷性鼓膜穿孔(怪我、外圧、打撲など)
難聴+耳漏 慢性中耳炎、真珠腫性中耳炎、急性化膿性中耳炎
難聴+耳鳴+耳閉塞感 耳垢栓塞、滲出性中耳炎、耳管炎、耳管狭窄、急性音響製外傷など
難聴+耳鳴+めまい 突発性難聴、メニエール病、内耳炎、聴神経鞘腫

         - 思わぬことが難聴に -


 若い頃からの大音量環境や、タバコの吸いすぎ、酒の

 飲みすぎも難聴という病気を早める可能性があります。

 高血圧、動脈硬化などの疾患も難聴という病気の原因

 になる可能性があります。思わぬところでも難聴とい

 う病気になる事が有りますので、規則正しい生活が予

 防に繋がるという事になります。


        
 - 難聴に早く気づく -


 テレビの音量、聞き返しが多い、年齢がいっているな

 ど難聴になりやすい環境、状況を注意して早く気づく

 事は大切です。そして耳鼻科医を早く受診し聴力検査

 を受けましょう。耳鳴りなどが有る場合は他の病気の

 可能性もあります。

 難聴のために、周囲の認識が充分に出来ず、危険に遭

 遇する可能性もあります。必要ならば補聴器を装着し

 て適切に対処する事ももとめられます。



難聴 追加情報整理ポスト
* 乳幼児の難聴 生まれつき高度難聴(両耳)がある赤ちゃんは 1000〜2000人に一人と考えられております。この様な赤ちゃんに最も大切なのが、早期発見です。「乳幼児期の言語習得期に適切な療育を受けられれば、音声言語獲得の期待ができます。その為に有効な方法として、新生児聴覚スクリーニング検査です。

これは、新生児に負担の少ない検査で、分娩した病院で生後まもない新生児(保護者の任意に基づく)に行うもので、その結果はPASS或いはREFER(再検査)で示されます。 結果がREFERの場合には、指定された精密聴力検査機関で詳細な検査が行われます。」

ある自治体の調査では、 新生児24116人中、要再検査は223人、その後の精査受診者は84人であり、84人中正常は47人、両側高度難聴は9人、両側中等度難聴は7人という結果が報告されております。「人工内耳の普及で、音声言語を獲得でき、実績も示されている事もあり、この検査を生かして頂きたい」と報告されております。
* 高い周波数 加齢に伴い、高い周波数の音程、聞き取り難くなります。これは、音を感じる内耳の中の細胞が入り口部分から老化してゆく為です。 この高い周波数は母音よりも子音に多く含まれています。そのため人が話す言葉は、 全体的にくぐもって(ハンカチを口に当てた状態で発音される様な感じに)聞こえます。

「聴力の衰えた人が聞き取り易い話し方は@句読点を目安に、単語単位で区切って話すA語尾、文末まではっきり話すBゆっくり自然な抑揚を付けて話すC自分の顔を逆行にせず(自分の口や表情などがよく見える順光で)相手の顔を見て話すD雑音や反響の少ない場所で話す」などが薦められております。(難聴者は小さな音が聞こえない一方で、大きすぎる音にも敏感という、あい矛盾した特徴が有ります。) 耳元で大きな声で話すのが良いというものでは無い、と紹介されております。
* 耳鳴り 耳鳴(耳鳴り)は症状です。明らかな体外音源が無い状態で感じるもので、加齢と共に増加します。苦痛度の高い耳鳴でも重大な疾患である事は少ないとされますが、一側性耳鳴の場合には聴神経腫瘍などの重大な病気が隠れている場合があります。又、不安や焦燥、緊張などのネガティブな情動反応による神経性難聴もあり、耳鼻咽喉科に受診して確認する事は大切です。

耳鳴の確立された治療法は有りませんが、TRT(耳鳴り順応治療法)という治療法も提唱されています。これは耳鳴りを消失させる事は出来ませんが、耳鳴に慣れる手法です。耳鳴に慣れる事で苦痛や生活障害を軽減させる考え方です。不眠や鬱状態が耳鳴を悪化させる要因になるケースなどには、睡眠導入剤や抗鬱剤の内服が有効な場合もあります。
* 突発性難聴と耳鳴り 突発性難聴は多くは片方の耳だけに起こります。10代から70歳代を超える幅広い年齢層で発症します。働き盛りの年代の人に多く確認されますが、難聴だけではなく耳鳴り(90%)や、めまい(30%)を伴うことも多くあります。耳鳴りは完全に消してしまう治療法は、現在の所はありませんが、耳鳴りを気にならない音に変える治療法(音響治療法/補聴器に似た機器を一日数時間つけて、耳鳴りより小さな音を流す治療法。耳鳴りを気にならない音として、脳と耳に認識させる方法)や精神的なストレスを和らげる治療(薬物療法/筋弛緩剤、抗欝薬、抗不安薬、睡眠導入剤など やカウンセリング)が行われる事により、殆ど意識せずに暮らすことができたり、長期間かけて治る場合もあります。
* 超磁歪骨伝導ヘッドホン 骨伝導振動装置を使ったヘッドホンで耳穴の手前にパッド部分を当てて使用する。専用アンプとヘッドホンをつなぎ、アンプをオーディオ機器に繋ぎます。マイクを接続すれば補聴器具としても使用できる。耳を塞がない事が利点の様です。
* ディジタル補聴器 社団法人日本補聴器販売店協会によりますと、補聴器の利用者の9割がディジタル補聴器を使用していると紹介しています。ディジタル技術の進展により高性能化、小型化、軽量化が進み、カラフルな機種や髪に隠れるほどのサイズの耳掛けタイプなども普及しています。ディジタル化で音が割れているものも、技能者によるパソコン調整で綺麗になおる。(補聴器の調整は専門の技能者でないと利用者の耳に適した調整は出来ない)また、補聴器は薬事法で定められた管理医療機器であり、耐用年数は5年です。 ある業者の話では「メーカーの保障期間が過ぎれば有料となります。そして、メーカーの部品保有期間は7〜8年であり、その期間が過ぎれば修理は難しい」としています。(高度なディジタル技術を駆使している為、内部が故障した場合には、部品交換が必要になります。)
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