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- 高血圧・生活習慣病・原因 - |
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高血圧という病気 血圧とは動脈の中を血液が流れる時に、血液が血管壁を押す圧力の事です。心臓が収縮する時の収縮期圧を 最高血圧、心臓が拡張する時の拡張期血圧が最低血圧です。 世界保健機構/国際高血圧学会(WHO/ISH)の高血圧治療ガイドラインによると正常血圧は120/80oHg以 下であり、治療目標は130/85oHg以下にする事が望ましいとされています。 高血圧という病気が持続してい ると動脈硬化が進行し脳梗塞、心筋梗塞、腎臓病になり易く、この様な病気による事故が原因で寝たきりの老後 となる事を予防するためにも、血圧の管理は重要です。 高血圧は自覚症状が無くても、脳卒中、心疾患などの 発症率、死亡率を増加させます。収縮期の血圧が10ohg上昇するごとにそのリスクは約5%上昇するとされる 報告もあります。 高血圧という病気の原因とコントロール 喫煙している人、高齢者、高脂血症、糖尿病、心血管疾患などの場合には、より一層厳密な血圧のコントロール が必要になります。 高血圧という病気の人は無症状の場合も多いので注意が必要です。時には頭痛、頭重感、 めまい、顔面紅潮などの病気の症状も自覚できます。生活習慣改善のポイントは塩分の制限、適正量は資料に より様々ですが、10g以下は共通しております。(6〜7g、5〜7g、7〜10g/日)、体重の維持(標準体重の±1 0%以内)、 節酒、コレステロールや飽和脂肪酸の摂取を控えること、水分摂取は 1、5g/日 程度(摂り過ぎ は浮腫の原因になる可能性があります。)などで、 毎日40分程度の早足の散歩など適度な運動療法も必要で す。(運動は合併症や病気などがある場合は特に医師との相談が重要です。) 高血圧という病気の薬物療法 薬物療法はアンジオテンシン受容体拮抗薬、アンジオテンシン変換酵素阻害薬、カルシウム拮抗薬、α1遮断 薬、β遮断薬、利尿薬などを用います。 *アンジオテンシン;腎臓の糸球体に入る毛細血管から分泌されるレニンという酵素が血液中のアンジオテン シノーゲンという蛋白質に作用しアンジオテンシンという血管を収縮させる作用を持つ物質を作り血圧を上昇 させる。 高血圧症の原因疾患 高血圧症は原因不明の本態性高血圧、原因疾患がある二次性高血圧に分類されます。二次性高血圧には 神経性高血圧、腎血管性高血圧、腎実質性高血圧、内分泌性高血圧、心・血管性高血圧があり、下垂体(ク ッシング病)、甲状腺(甲状腺機能亢進症)、腎動脈(腎動脈硬化症、線維筋性異形成、腎動脈塞栓)、腎臓( 糸球体腎炎、腎盂腎炎、嚢胞腎)、脳(脳外傷、脳炎、脳腫瘍)、大動脈・大動脈便(大動脈炎症候群、大動脈 弁縮窄症、大動脈弁閉鎖不全症)、副腎皮質(原発性アルドステロン症、クッシング症候群)、副腎髄質(褐色 細胞腫)などが原因疾患となります。
* グレープフルーツ;グレープフルーツに含まれるフラノクマリン類は、小腸の中で薬が代謝を受ける際の薬 物代謝酵素を阻害する為、薬の血中濃度が想定以上に上がり、薬が効きすぎて血圧は下がりすぎてしまい ます。フラノクマリン類はグレープフルーツの果肉に多く含まれ、ピンクやルビー種よりも、白色種に多く含ま れる事も分かっております。 果皮を使用したマーマレードも注意が必要になります。また、スウィーティーや ブンタン(ザボン)、サワーオレンジ(ダイダイを含む)などの柑橘類にも含まれております。但し、他の柑橘類 (バレンシアオレンジ、レモン、カボス、温州みかんなどや、 スウィートオレンジジュースには含まれていない としています。その他の薬剤でグレープフルーツジュースの影響を受け易いものとしては、抗脂血症治療薬、 睡眠薬、免疫抑制剤などがあります。 * 利尿薬;血圧を下げる為に生活習慣の改善はとても大切です。 それには 減塩・体重コントロール・運動・ 節酒・禁煙が考えられます。それでも血圧が下がらなければ、薬物療法という事になりますが、降圧薬でも 血圧がコントロールできない場合には、利尿薬が考慮される場合があります。少量の利尿薬の併用で食塩 による血圧の上昇の程度(食塩感受性)が解除され、降圧剤本来の効果が発揮される事もあります。 日本 人は食塩過剰摂取の方が多い傾向にもあり、その場合には効果も期待できるとされています。利尿薬の併 用で目標血圧に下がらない場合には、他の病気による二次性高血圧も考慮する必要が出てきます。(二次 性高血圧は高血圧患者の約10%程度と考えられております。)降圧薬の治療に抵抗を示す二次性高血圧 原因疾患には、原発性アルドステロン症(PA)や慢性腎臓病(CKD)などがあります。 * 水分補給と血圧;脱水状態を防ぐ為に水分補給をしますが、その際、水分や塩分を摂りすぎると血圧を上 げる結果に繋がりかねません。 その理由は「@喉の渇きを癒す為に水分を摂り過ぎ、体液が増え、血管の 中の圧力が高くなる。 A塩化ナトリウムが血管の組織に作用し、血管が硬くなる。B塩化ナトリウムが体内 に増加する事で、レニンなどの血圧を上げるホルモンが沢山でる。」などと指摘されております。炎天下では 大量に汗をかき、その際には塩分も失われます。ドリンクを調節して適切に水分や塩分を摂取する必要があ ります。(ご注意;高血圧の人の場合には1日の塩分摂取量は6g以下を目標とするとされています。) * 高血圧配合薬;配合薬は高血圧や脂質異常症など生活習慣病の薬でも、2種類の成分が配合された薬が 処方薬でも用いられる様になっております。 降圧薬の配合薬では、アンジオテンシンU受容体拮抗薬と利尿 薬、アンジオテンシンU受容体拮抗薬とカルシウム拮抗薬があります。配合薬は飲み忘れや飲み残しなどに 対しても、或いは、薬の数が減る・飲みやすい・価格が安い場合もあるなどでも優れた点がありますが、一方 で、成分の配合量が決まっていますので、量の微調整がし難いというデメリットもあります。(配合薬は1種類 の薬剤で効果が不十分な場合、使用が検討されるもので、治療初期から使用される事はありません。) * アルブミン尿;「糖尿病性腎障害で利用されている尿中アルブミン検査が、高血圧症の場合でもその43% の人に尿中アルブミン量が異常域にある」とする報告がなされました。これは福島県立医大の渡辺教授(腎 臓高血圧・糖尿病内分泌代謝内科)らの大規模調査(全国の開業医から収集した外来患者約9000人の尿 中アルブミン調査)で判明したもので、「尿タンパク検査が陰性の人もその30%は異常域にある」とし、「高血 圧症患者の隠れ腎臓病の早期発見に役立つ」としています。健常者は血液に含まれる蛋白質は、尿中に殆 ど排出されません。 しかし、腎臓や血管に障害のある場合にはそれが漏れ出します。 血液中の蛋白質の5 〜6割はアルブミンです。 「微量アルブミンとして感知されるのは30〜300rであり、微量アルブミンに相当 する異常域は全体の35%、 より高度の異常域は8%、 合計で43%という結果を得た。」と報告しています。 「尿タンパク検査で陽性になる前の、微量アルブミンの段階で異常を見つける事は腎障害の早期発見の鍵」 としています。 高血圧関連検査値・基準値 尿沈渣、血清カリウム、血清カルシウム、血清クレアチニン top pageへ>高血圧 |
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-腎臓の持つ血圧を正常に保つ機能- 血圧は激しい運動、ストレス、腎臓などの内臓疾患、動 脈硬化、遺伝、塩分の摂り過ぎなどが上昇させる危険因 子になります。腎臓が分泌する酵素レニンは血圧を上昇 させる作用があります。腎臓の動脈が血行障害を起こし ますと、皮質部からレニンが血液中に分泌される事によ り心臓の拍動が強くなり、それと同時に全身の細動脈の 血管壁は収縮します。そのため血圧が上がり腎臓に流れ 込む血液量を増加させます。又、腎臓に送り込まれる血 液量が増加した場合は逆に血圧を下げるカリクレイン、 プロスタグランジンなどの物質が作られ、レニンと協働 で血圧を正常に保つように機能しています。 |
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| 血圧を高くする要因は次に簡潔に述べさせて頂いておりますが激しい運動は体内に多量の酸素やエネルギーを供給するために 心拍が上昇して血圧を上げますし、 ストレスは緊張やイライラで交感神経の働きが刺激されて副腎からのアドレナリンの分泌が 増え、その結果血圧があがります。動脈硬化は動脈壁に粥腫が形成されるなどして、血管が変性して弾力を失う、内腔が狭まる などして血圧があがります。ですから当然、 コレステロール、中性脂肪などは危険因子です。 また、遺伝などの環境で、家族な どが血圧が高ければ、血圧上昇の危険因子として考慮されます。 (ホルモン関与例) |
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| - 血圧を高くする要因 - 心臓のポンプとしての働き、末梢血管の血液の通り 具合、血管全体の中にある血液の量、血液の粘度、 血管の柔軟性 などが関係します。運動中、後など 心臓が強く働けば血圧を上げ、末梢血管が緊張して 収縮すれば、血圧をあげます。血管内の血液の総量 が、正常状態よりも多ければ血圧をあげ、血液の粘度 が高くても、血管が正常状態より硬くても血圧は上が ります。高血圧という病気が問題なのは、慢性化する こと、それにより他の様々な障害や病気を招く事です。 - 高血圧による障害 - 2次性高血圧という病気(症候性高血圧) 腎臓、副腎、甲状腺などが病気になると、それが原因 で高血圧になることがあります。このように原因の 病気がはっきりしている場合。これらは原因の病気を 治せば高血圧も正常化します。 本態性高血圧という病気 長い間の生活習慣が徐々に因子を溜め込んで高血圧とい う病気になったときは明確な病気の原因がわかりませ ん。これを本態性高血圧といい、高血圧の90%以上を 占めます 本態性であろうと無かろうと高血圧は循環器系の病気 (心筋梗塞、脳梗塞、腎不全、脳出血、動脈硬化など の病気)を引き起こす重大危険因子です。 その他、目に付くものを羅列いたしますと、眼底出血、 頭痛、めまい、痺れ、脳動脈硬化、不整脈、狭心症、心肥 大、尿毒症など危険な病気の目白押しです。 |
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- 一家に一台、簡易型血圧測定器 - 自宅で簡単に使える血圧測定器は自分の血圧の状態を 把握し病気の事故なども防ぐためにも便利な方法です。 いつも同じ時間帯で同じ状況、環境下で測れば自分の健 康状態がよく分かります。健康な人も高血圧という病気 の人も自宅で血圧を測定する習慣をつけましょう。 体調の悪い時などは克明に測り記録しましょう。病院で の看護の場合は、血圧の測定は一定条件下で行われます 。出来れば側定時20〜30分前には安静臥床する。 血圧は、平常血圧の40oHg以上高い時は安静にして 経過観察し、血圧上昇の誘因を確認し、その除去に努め ます。血圧変動にも気をつけます。最高血圧が200o Hgを超える高血圧が持続する場合は、即時、医師に連 絡して指示を待つ方法がとられます。 - 暮らしの中での注意事項 - 過食、肥満を気をつけ、塩分を取り過ぎない、飲酒は 過ごさず、禁煙の実行、適度な運動をするなど自分が健 康であるならば、この様なことを日常で管理実践しまし ょう。高コレステロールは動脈硬化という病気の誘因に なるので、動物性脂肪の摂り過ぎに注意し、脂質、蛋白 質のとりすぎに注意し、ビタミン類、ミネラル類なども バランスよく摂りましょう。 食塩に含まれるナトリウムはコレステロールの吸収を促 がす。食事は香辛料などを工夫して食塩の使用量を減ら すなどの工夫が必要です。タンザニアのマサイ族は80 年代後半には塩を直接取らない食生活を送っていたが、 その後の(10〜20年後)調査では、焼肉を塩を使っ て食べていた。当時は無かった高血圧が増加していたそ うです。ある病理学者は、毎回の食事は主食は米飯で、 食塩は厚生労働省の提案の1/3の3、3グラム/回で、で きれば2g台とし、脂肪を少なくしてコレステロールを 摂り過ぎないようにし、野菜、根菜を充分とり、蛋白源 は魚、大豆を中心にする。これで一生続ければ脳卒中の 死亡率は40%下がると提案している。(基準がどこで 、対象がどの位の年代からなのか、などの問題は有りま すが、食事を考える手がかりを与えてくれております。) 水分摂取は1、5g/日ですが、取りすぎは浮腫の原因に もなり得ます。便通にも注意して、便秘にならない様に 食事に配慮します。病気のある人は医師と相談して下さ い。心配、悩み、ストレスなども高血圧という病気の原 因になります。精神的、QOL快適環境にも配慮しまし ょう。 |
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| * 入浴;適温の入浴は血管が緩み、血液の循環がよくなり、健康血管をつくるよい方法といえますが、
熱い湯に入ると血管は収縮 し、血圧が上がります。脳卒中の危険性も高くなります。また、熱い湯は血栓も出来易くなります。風呂場は温かくしておきましょう。 急に寒くなる環境は血管を収縮させよくありません。 もちろん脱衣スペースも同じです。入浴中は発汗します。入浴前後は水分の 補給にも心がけてください。 入浴中の死亡事故が増えていますが、 脱水し、血栓を作りやすい条件ではより心筋梗塞や脳梗塞を 起こし易いといえます。 入浴は適温で、ほどほどの時間にし、リラックスし、脱衣室や洗い場などの温度に気をつけて、座ったまま の姿勢が永くならない様に注意して、水分補給に心掛け、冬場は入浴後も急に冷えない様にも注意しましょう。 * 生体リズムと高血圧;ヒトは体内時計遺伝子を持っておりますが、 この体内時計遺伝子に異常が起きると、特定の酵素が副腎 で過剰に働いて高血圧症を引き起こすという研究結果が米医学誌ネイチャーメディシン電子版に発表されました。 この酵素が産 生に関わるホルモンの作用を薬剤で抑えると、マウスの血圧が下がると報告している。生体リズムは徹夜や不規則な生活様式で 乱れます。 その変調が体調異常に関係している可能性がある。 この酵素「Hsd3b6」が過剰に働く様になる事で、ホルモンが活性 化し、腎臓から塩分や水分が排出するのを妨げ、血圧が上昇する。 こうした高血圧の詳しいメカニズムが解明されたのは始めて としています。 * 早朝高血圧;早朝高血圧は脳卒中や心筋梗塞になる危険性が高いという警告があります。早朝高血圧には夜間持続型(夜間の 高血圧が朝まで続くタイプ)と早朝上昇型(就寝中は正常血圧だが、起床して行動開始と共に急激に血圧が上昇するタイプ)があり、 特に危険なタイプは夜間持続型です。これは1日の1/3が高血圧が続いている事になり、血管や心臓に大きな負荷を与えている為 です。早朝高血圧を発見する為には、起床して30分から1時間の間に血圧を2回測り、2回目の値を記録する。治療は高血圧で治 療中の方は、夜間も効果が持続する薬剤に変更します。勿論起床後、急激な運動(家を出て駆け足など)は避けなければなりませ ん。 * 高血圧は旬の食材で;高血圧の予防に効果的といわれるのは旬の秋の食材に多い。例えば、椎茸に含まれるエリタデニンは血 圧を下げるだけではなく、悪玉コレステロールも減らします。 ジャガイモや柿などに限らず、野菜の多くにカリウムが豊富に含まれ ており、血圧を下げるのに効果的です。魚介では牡蠣に含まれるタウリンは血圧を下げ、肝機能を高める働きもあります。
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